Webアプリ開発・設計の流れと開発を依頼する際のポイント
Webアプリ開発・設計の流れと開発を依頼する際のポイントを徹底解説!
近年、Webアプリの需要が高まっています。Webアプリとは、ブラウザ上で動作するソフトウェアのことです。インターネットに接続されたパソコンやスマートフォンから利用できるため、利便性が高いのが特徴です。
こちらでは、Webアプリ開発・設計の流れや開発を依頼する際のポイントをご紹介します。Webアプリは私たちの生活に密着しています。開発の流れや留意点を理解することで、より良いWebアプリの構築を目指しましょう。
Webアプリとは
Webアプリ(Webアプリケーション)とは、パソコンやスマートフォンのブラウザからアクセスして利用するアプリケーションソフトウェアのことです。
主にWebブラウザ上で実行され、以下のような特徴があります。
- インターネット環境さえあれば利用可能
- OSに依存しない
- バージョンアップが容易
Webアプリは私たちの生活に深く浸透しています。具体的なWebアプリの例としては、次のようなものが挙げられます。
- ECサイト
- クラウドサービス
- SNS
- ネットバンキング
- 予約サイト
昨今ではスマートフォンの普及に伴い、Webアプリは生活に密着した存在となっています。
Webアプリ開発・設計の流れ
Webアプリ開発の一般的な流れは以下のとおりです。アプリ開発を依頼する前にぜひご一読ください。
1.要件定義
Webアプリ開発の第一歩は、要件定義です。「何を作るのか」「どのような機能が必要か」「誰が利用するのか」といった基本的な事項を明確にすることが重要です。
具体的には以下のような項目を洗い出します。
- アプリの目的・概要
- 対象ユーザー
- 必要となる機能一覧
- 画面設計
- データ設計
- セキュリティ要件
- 非機能要件(パフォーマンス、拡張性など)
- 開発ツール
- 開発期間
- 費用
要件をきちんと定義しないと、開発中に大きな修正が発生するおそれがあります。書面に残し、関係者で共有することが大切です。
2.設計(外部設計・内部設計)
要件定義で固まった内容を踏まえて、アプリの基本設計を行います。基本設計は大きく分けて「外部設計」と「内部設計」に分けられます。
外部設計
外部設計とは、ユーザーが目で確認できる部分、つまり画面の構成や操作方法などの設計のことです。
具体的には以下の項目が含まれます。
- 画面構成
- 画面遷移
- 操作方法
アプリの使いやすさや画面のデザイン性は、この外部設計で決まります。
内部設計
内部設計とは、ユーザーからは見えない部分、つまりデータベースやプログラムの構造、他システムとの連携などの設計を指します。
具体的には以下の項目が含まれます。
- データベース設計
- プログラム構造設計
- 他システム連携設計
設計がしっかりしていれば、あとは仕様通りにプログラミングするだけです。
3.開発言語・フレームワークの選定
Webアプリケーションの開発には、様々な言語やフレームワークが利用できます。主な言語には以下のようなものがあります。
言語 | 特徴 |
---|---|
HTML/CSS/JavaScript | フロントエンド開発に利用 |
PHP | 人気の高いWebアプリ開発言語 |
Ruby(Ruby on Rails) | 生産性の高いフレームワーク |
Python(Django) | 人気上昇中の言語とフレームワーク |
Java | 大規模システム向けの言語 |
開発言語は、開発チームの経験、ニーズ、予算などを考慮して選定します。フレームワークは生産性向上が期待できますが、学習コストがかかります。要件を明確にしたうえで、適切な言語・フレームワークを選ぶことが重要です。
4.開発(実装)
実際のプログラミングを行う開発(実装)フェーズでは、設計フェーズで決定した開発言語やフレームワークを使用し、設計書に沿ってアプリケーションの機能を一つひとつ実装していきます。
この工程では、作業の進捗状況や成果物がわかりにくい傾向にあるため、定期的に進捗確認を行うことが重要となります。進捗を適切に共有し、設計通りの機能実装が行われているかをお互いに確認し合うプロセスが肝心です。
5.テスト
テストはアプリ開発の重要な工程の一つです。開発が完了したら、要件定義で決めた機能や仕様に沿ってアプリが正常に動作するかを確認します。
主なテストの種類は以下のとおりです。
テストの種類 | 内容 |
---|---|
単体テスト | アプリの各機能が正しく動くかを確認 |
結合テスト | 複数の機能をつなげた際の動作確認 |
システムテスト | 全体の動作やパフォーマンスを確認 |
受入テスト | 実際にユーザーが使う環境で動作確認 |
テストを丁寧に行い、不具合を修正することでアプリの品質を高めることができます。
6.納品
納品とは、開発したWebアプリケーションを発注者に引き渡すことを指します。納品の際には以下の点に注意しましょう。
- 仕様書と照らし合わせ、要件を満たしているかを確認する
- テストを十分に行い、不具合がないことを確認する
- ドキュメント(設計書・マニュアルなど)を整備し、一緒に渡す
- 運用保守の引き継ぎを行う
運用保守の引き継ぎでは、以下の項目について説明を行います。
項目 | 内容 |
---|---|
システム構成 | サーバー構成、ミドルウェア構成など |
バックアップ | バックアップの運用方法 |
障害対応 | 障害発生時の対応手順 |
改修対応 | 改修が必要になった場合の対応 |
以上のように、開発したWebアプリを適切に発注者に引き渡すことで、プロジェクトを無事に終了することができます。
Webアプリ開発を依頼する際のポイント
要件の明確化が重要
Webアプリ開発において、最も重要なのは要件定義の段階です。この段階で、開発対象となるWebアプリの機能や仕様、デザイン、セキュリティ要件などを明確にしておく必要があります。
要件を明確化するためには、以下の点に注意しましょう。
- ユーザーの利用シーンや目的を十分に把握する
- 仕上がりのイメージを具体的にイラストなどで表現する
- ステークホルダー全員で要件を共有し、合意を取る
要件が曖昧だと、開発の方向性が定まらず手戻りが生じるため、コストや工数が膨らむリスクがあります。十分に時間をかけて要件を明確化することが、品質の高いWebアプリを効率よく開発するためのポイントです。
補助金の活用
Webアプリケーション開発にかかる費用を抑えるため、国や地方自治体が提供している補助金を活用することをおすすめします。例えば、中小企業向けの補助金には以下のようなものがあります。
- IT導入補助金
- ものづくり補助金
- 事業再構築補助金
- 小規模事業者持続化補助金
補助金制度の申請には審査があり、一定の条件を満たす必要があります。また、補助金の種類や申請時期によって、対象となる経費の範囲が異なるため、事前に十分な確認が欠かせません。
申請手続きも煩雑な場合がありますが、専門家に相談するなどして補助金活用のメリットを最大限に活かしましょう。
Webアプリ開発はLogicGateにお任せください
Webアプリ開発には、要件定義・設計・開発・テストなど一連の流れがあり、各工程で適切な作業を行うことが成功のカギとなります。中でも重要なのが、要件の明確化です。要件を具体的に明確化することで、その後の設計・開発がスムーズに進みます。
LogicGateは、システム受託開発・Webアプリ受託開発を行う会社です。特にアプリケーション開発に強みを持ち、製造業向け基幹システム、弁護士向け業務システム、ECサイトなど、幅広い案件を手掛けてきました。
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Webアプリ・業務システム・社内システム開発のお役立ちコラム
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Webアプリの設計・開発はLogicGateがサポート
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