Webアプリ開発を依頼する前に知っておきたい開発の進め方・費用・注意点
Webアプリ開発を依頼する前に知っておきたい開発の進め方・費用相場・注意点を解説!
Webアプリの開発は、企業の競争力に直結する重要な取り組みです。高品質で使いやすいWebアプリを開発することで、業務の効率化やサービス向上、収益拡大が期待できます。
一方、Webアプリ開発を外注する際には、要件の詰め込み過ぎ、見積もりの甘さ、運用費用の見落としなど、様々なリスクが潜んでいます。こちらではWebアプリ開発の進め方、費用相場、依頼時の注意点を解説します。Webアプリ開発をスムーズに進め、高い成果を得るためのポイントとして参考にしてください。
Webアプリとは
Webアプリとは、インターネットを介してWebブラウザ上で動作するアプリケーションソフトウェアのことを指します。アプリケーションをパソコンやスマートフォンなどのデバイスにインストールすることなく、Webブラウザ上で利用できるのが大きな特徴です。
代表的なWebアプリの種類を挙げると以下のようになります。
- ECサイト
- クラウドサービス
- SNS
- ネットバンキング
- 予約サイト
- 企業向けグループウェアなど
このように、Webアプリは私たちの生活に密接に関わっており、近年ではスマートフォンの普及に伴いモバイル対応のWebアプリも増えています。
Webアプリ開発の進め方と外注費用
Webアプリ開発の進め方
Webアプリ開発の進め方には大きく分けて2つの手法があります。
ウォーターフォール開発
ウォーターフォール開発は、上流工程から下流工程へと段階を経て進行する「川の流れ」のような一方通行の開発手法です。各フェーズは以下のように区切られています。
フェーズ | 内容 |
---|---|
要件定義 | 開発するシステムの要件を決定 |
設計 | 要件を具体化し、設計書を作成 |
実装(開発) | 設計書に基づきプログラムを実装 |
テスト | 動作確認や不具合の有無をチェック |
運用・保守 | リリース後のメンテナンス作業 |
各フェーズが完了してから次のフェーズへ移行するため、手戻りが発生すると大幅な工数増加につながります。大規模で要件が明確な場合に適した開発手法とされています。
アジャイル開発
アジャイル開発は、製品の要件が変化しやすい場合に適した開発手法です。開発は短いサイクル(スプリント)を繰り返し、スプリントごとに新機能を追加していきます。
例えば1ヶ月のスプリントを設定すれば、以下のような進め方になります。
1.計画フェーズで次のスプリントの要件を決定
2.開発フェーズで要件を実装
3.レビューフェーズで検査と改善点の抽出
4.次のスプリントに移行
このようにアジャイル開発では、要件の変更に柔軟に対応できる点が大きなメリットです。しかし、開発規模が大きい場合は管理が複雑化するデメリットもあります。
Webアプリ開発の外注費用
Webアプリ開発の外注費用は一概に言えませんが、以下のような目安の相場があります。
Webアプリの種類 | 費用相場 | 機能概要 |
---|---|---|
マッチングサイト制作 | 1,000~5,000万円 | ユーザー同士をマッチングさせるWebアプリ |
口コミサイト開発 | 2,000~5,000万円 | ユーザーが商品・サービスについてレビューや評価を共有できるWebアプリ |
掲示板・Q&Aサービス | 500~5,000万円 | 特定のトピックについて情報共有・意見交換を行うWebアプリ |
SNS開発 | 3,000~8,000万円 | ユーザー同士がコミュニケーションを取り合うためのWebアプリ |
このように、Webアプリの規模や機能によって費用は大きく変わります。また、業者によっても費用は異なるため、事前に見積もりを取ることが重要です。
Webアプリ開発のポイント-コストを抑える注意点
アプリ開発の費用を抑えたいけれど、どこから手をつければいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。
アプリ開発費用を抑えるための3つのポイントを解説します。
要件を明確にする
具体的に何を実現したいか、漠然としたイメージではなく、具体的な機能や画面遷移を明確にすることで、開発会社は正確な見積もりを出せるようになります。
また、既に世の中に存在するアプリでイメージに近いものがあれば、提案してみましょう。参考にすることで、開発会社はイメージをつかみやすくなり、開発期間の短縮につながる可能性があります。
開発方法を選ぶ
レベニューシェアやクラウド開発を検討してみましょう。
- レベニューシェア:開発費を会社と折半し、収益を分ける方法。初期費用を抑えられるが、収益が安定しない場合はリスクも伴う
- クラウド開発:既存のサービスを利用するため、開発期間が短縮され、費用を抑えられる可能性。ただし、自由度は低い場合がある
見積もりを比較
複数の会社に見積もりを依頼することで、相場を把握し、最適な会社を選ぶことができます。
Webアプリ開発依頼で得られる付加価値とは?
Webアプリ開発を外注することで、開発コストの削減以外にも様々な付加価値を得られます。専門性の高いWebアプリ開発会社に依頼することで、最新の技術やノウハウを活用した高品質なWebアプリ開発が期待できます。
最新技術・ノウハウの活用
トレンドに合わせたUI/UXデザイン、最新のセキュリティ対策など、常に進化するWeb技術に対応したWebアプリ開発が可能になります。
高品質な開発
専門性の高いエンジニアによるWebアプリ開発により、バグの少ない安定したWebアプリを実現できます。
スピーディーな開発
納期厳守でWebアプリ開発を進めてもらうことで、ビジネスチャンスを逃しません。
開発リソースの確保
社内リソースを他の業務に集中させることができ、事業全体の効率化を図れます。
運用・保守サポート
アプリ公開後の運用・保守までサポートしてくれるため、安心してWebアプリを運用できます。
これらの付加価値を最大限に活かすためには、自社のニーズに合ったWebアプリ開発会社に依頼することが重要です。
Webアプリ開発を依頼する外注先の選び方
Webアプリ開発を依頼する外注先の選び方は、以下の3点が重要です。
Webアプリ開発の依頼先選びのポイント1:実績と専門性
過去にWebアプリ開発を依頼された実績があり、要件に合った専門性を持つ企業を選びましょう。特に、類似のWebアプリ開発経験があるかどうかを確認することが大切です。
Webアプリ開発の依頼先選びのポイント2:開発体制
Webアプリ開発プロジェクトに適したチーム編成ができる体制にあるか見極めます。メンバーの人数や技術力、開発実績なども重要なポイントです。Webアプリ開発の依頼を受けた際の対応力も確認しましょう。
Webアプリ開発の依頼先選びのポイント3:見積もり内容の確認
Webアプリ開発の見積もりでは、作業工数の根拠と妥当性、追加費用の有無、工程と納期の整合性を確認します。特に、Webアプリ開発の依頼内容に対して適切な見積もりになっているかをチェックしましょう。
これらの点を総合的に判断し、適切なWebアプリ開発の外注先を選定することが大切です。信頼できるパートナーを見つけることで、質の高いWebアプリ開発を依頼することができます。
Webアプリ開発依頼時の注意点
目的と規模の明確化
Webアプリを開発する目的を明確にすることが何より重要です。
例えば、以下のような目的が考えられます。
- 業務効率化
- 新規サービス展開
- 顧客満足度向上
- 販売促進
目的次第でWebアプリの規模や機能が大きく変わってきます。規模が大きければ大きいほど、開発費用も高額になる傾向にあります。
そのため、目的に合わせてWebアプリの概算規模を事前に検討しましょう。規模が大きければ、開発を分割して段階的に行うなどの対応も検討する必要があります。
目的と規模を明確にしたうえで、その内容を開発会社に伝えることが大切です。開発会社も的確な見積もりと提案ができるようになります。
運用と保守への対応
Webアプリをリリース後も、運用と保守は欠かせません。運用とは、サービスを継続的に提供する作業のことで、システム環境の監視やデータのバックアップ作成、ユーザーサポートなどが含まれます。
一方、保守とは、システム自体の改修作業を指します。具体的には以下のとおりです。
- 不具合発生時の修正対応
- 機能の追加・変更
- セキュリティパッチの適用
運用と保守を適切に行うことで、Webアプリの安定稼働とユーザビリティの向上が図れます。しかし、作業量が多いため、必要な対応を見落とさないよう注意が必要です。
コンプライアンスの確認
外注先企業が守るべきコンプライアンス事項を事前に確認することが重要です。
主な確認ポイントは以下のとおりです。
個人情報保護
- 個人情報の取り扱いルールの有無
- 従業員への教育体制
- 情報漏えい対策
セキュリティ対策
- システムへの不正アクセス防止策
- 開発環境・資産の管理体制
- インシデント発生時の対応
知的財産権の帰属
- 成果物の権利帰属ルール
- オープンソースライセンス遵守
このように、外注先のコンプライアンス体制をしっかり確認し、トラブルリスクを未然に防ぐ必要があります。
業務システム・社内ツールなどのWebアプリ開発を成功に導きます
Webアプリ開発の進め方や費用相場、依頼時の注意点をご紹介しました。Webアプリ開発を外注する際は、事前に十分な準備と検討が重要です。目的や要件を明確にし、適切な予算を立案しましょう。また、外注先業者の実績や技術力、対応力などを総合的に評価する必要があります。
見積査定では、明瞭な内容と適正な工数の確認が欠かせません。契約時は知的財産権の取り扱いや納期、サポート体制について詳細を確認しましょう。
さらに、リリース後の運用と保守についても検討が必要不可欠です。バグ対応やバージョンアップ、ユーザーサポート体制を整えることで、Webアプリを継続的に改善し、より質の高いサービスを提供できるはずです。
LogicGateは豊富なノウハウと確かな技術力で、業務システム・社内ツールなどのWebアプリ開発をサポートいたします。システム受託開発・Webアプリ受託開発を中心に、お客様のご要望に沿った最適なソリューションをご提案します。
アプリケーション開発に強みを持つLogicGate
LogicGateは、これまで培ってきたアプリケーション開発のノウハウと実績を活かし、お客様のニーズに合致したWebアプリを迅速かつ高品質に開発いたします。
実績例
- 製造業向け社内基幹システムのリプレイス、継続開発、保守
- 弁護士向け業務システム管理者用サイト開発
- TaskChute Cloud設計・開発
- 企業・個人事業主向けECサイト開発・保守
- 製造業向け顧客アフターサービスWebアプリ開発
- オンラインコミュニティ向けMattermost構築・保守
お客様の課題を解決するWebアプリ開発
明確な要件定義と綿密なコミュニケーション
お客様のご要望をしっかりとヒアリングし、明確な要件定義を行います。開発中は密接なコミュニケーションを図り、お客様のご意向を反映したWebアプリを完成させます。
豊富なノウハウと確かな技術力
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迅速かつ丁寧な対応
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Webアプリ・業務システム・社内システム開発のお役立ちコラム
- Webアプリ開発を委託!外注のメリットと外注先の選定基準
- Webアプリ開発を依頼する前に知っておきたい開発の進め方・費用・注意点
- Webアプリ開発の効率化!クラウドツールで開発プロセス改善を実現
- Webアプリ開発・設計の流れと開発を依頼する際のポイント
- 【業務システム開発】クラウド導入のメリットと導入の進め方を解説
- 【業務システム開発】製造業の業務効率化の重要性と具体的な施策
- 【業務システム開発ツールも解説】社内業務システムのメリットと開発方法
- 【社内システム開発依頼】外注に適した開発案件・外注先の選定ポイント
- 社内システム開発で業務効率化!システム導入の背景や構築の選択肢とは
- 【社内システム導入】システム開発の外注化のメリット・デメリット
Webアプリの開発依頼ならLogicGateへ
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